約束手形を手形割引する場合に、どのような流れでなにをすれば良いのでしょうか。
まずは、受け取った手形に不備がないかよく確認することが大切です。
支払い期日が訂正されていたり、印紙・印鑑の不備などがないかも確認しておきましょう。
銀行で手形割引をする場合の流れ
銀行であればどこに持ち込んでも良いというわけではありません。
一般的には融資取引のある銀行を選択する形になるでしょう。
新規に申し込みをする場合は審査が行われる形となります。
融資取引を行っていない銀行に持ち込んでも良いのですが、すでに借り入れのある銀行があればそちらに申し込んだ方が審査は早くスムーズでしょう。
手形割引に必要なものは、法人の場合は3ヶ月以内に発行された法人の印鑑証明書のコピー一通と実印、同じく3ヶ月以内に発行された代表者の印鑑証明書のコピー一通と実印が必要なのですが、代表者の印鑑証明書のコピーは必要になるところとそうでないところがあります。
このほかに、法人の認印、社判、3ヶ月以内の商業謄本のコピー(業者によっては不要な場合あり)、運転免許証やパスポートなどの身分証明書が必要です。
個人の場合は、3ヶ月以内に発行された印鑑証明書のコピー一通と実印、身分証明書が求められます。
これらのものを持って銀行で手続きをしましょう。
手形割引の注意点
手形の振出人や割引を申し出る会社の業績によっては銀行での手形割引を断られてしまうケースもあります。
こういった場合でも受け付けてくれる手形割引事業者はあるのですが、その中にはかなり高い割引料を請求する業者もいるので、注意しておきましょう。
中には、事前に割引料をはっきりしてくれないところもあるようです。
そういった業者は、手続きが完了した後に高い割引料が発覚するケースもあるため、避けておいた方が良いでしょう。
手形割引会社を選ぶ際には事前によく情報を確認し、信頼できるところを選ぶことが重要になってきます。