昔ながらの手形といえば、紙ベースのものですよね。
ですが、近年は新しい決済サービスとして電子手形というものが登場しています。
今後は、電子手形がさらに普及していくと考えられているので、チェックしてみてくださいね。
電子手形の特徴とは?
なによりも大きな違いといえるのが、情報管理の方法が紙ではなく、電子情報になるということです。
パソコンやFAXを使った操作で債権取引を行います。
従来の裏書きに当たることもパソコンやFAX送信で行えるのですが、パソコン操作が苦手な方に取っては少し億劫に感じてしまうこともあるかもしれません。
ですが、FAX一つだけでも使えるサービスであるため、必ずしもパソコンが得意な方でなければ利用できないというわけではないのです。
紙媒体からパソコンやFAXでの操作に変わるということはペーパーレスになるということでもありますよね。
そのため、これまで手形の発行や保管にかけていたコストを削減することにもつながるでしょう。
電子手形にするとなにが変わる?
様々なメリットがあります。
まず、紛失や盗難のリスクがなくなるということ。
紙媒体の手形の場合、どこに置いたかわからなくなってしまったり、紛失する可能性も考えられますよね。
ですが、ペーパーレスでの管理となればそのような心配もなくなるので安心です。
また、債権も電子的に記録される形となるため、受取などの作業も必要なくなります。
他には、割引が簡単に行えるというのも大きな魅力でしょう。
これまでは銀行などに持ち込んで割引をしてもらわなければなりませんでしたが、電子手形であればパソコンやFAXで簡単に操作をするだけで割引の手続きを済ませることができるのです。
これは資金化までにかかる時間を大幅に削減することができるため、とにかく急いで割引したいと思っている方にとっても嬉しいサービスだといえるでしょう。
このほかに、分割して割引や譲渡ができる、期日当日から資金として利用できるといった魅力があります。